【握り寿司: 白身】メジナは北海道辺りから南の日本海沿岸、房総半島辺りから南の太平洋沿岸、台湾辺りまでの東シナ海沿岸に分布する。メジナは大きいものだと全長60cmほどにもなるが、市場に並ぶものの多くは40cm程のものです。夏場は小エビなどの動物性の餌を食し、冬場は海藻や海苔などの植物性の餌を好むようになるため、冬場は磯臭さが消え脂も乗ってくることから、メジナの旬は冬ということになる。
関西での名称は「ぐれ」で、磯釣りの対象として人気が高い。姿形は鯛に似ているが鱸の仲間である。値段は安いが漁獲量が多くないため、寿司店で常備されていることはない。黒い体表から想像もつかない淡いピンクがさした身がとても美しい。冬場は、鯛と比べると口の中で脂が強く迫ってくる味だが、その分旨みも強い。夏にはやや癖のある香りを放つこともあり、湯通りしたり、炙ったりしてから握り寿司にするのがいい。
【メジナの目利き】
青黒色をした体色が美しく、うろこに艶のあるもの、青い目が澄んでいるものほど新鮮である。
【メジナの漁法】
主に釣り
【メジナの基本データ】
分類:スズキ目メジナ科メジナ属
学名:Girella punctata Gray,1835
地方名:グレ(関西、四国地方)、コロイオ(宇和島、九州地方)、クロヤ(山口県)、タカイオ(愛媛県、高知県沖ノ島)、クロチン(越後)、クシロ(静岡県)、サカズキイボ(富山県新川村・横山村)、クロバンチョ(石川県輪島)、ヒシ(三重県)、グロエボン(和歌山県)、クロアイ(鳥取県、島根県)、クロベ(徳島県)
魚名の由来:眼の位置が他の魚に比べて特に口に近いからだそうです。
石川 島根
冬