エビ・カニ

縞海老の握り寿司の画像
縞海老の握り

縞海老の握り

【握り寿司: エビ・カニ】縞海老は、北海道から福井県にかけての日本海側、そして朝鮮半島東部の沿岸やサハリンに分布する。特に水深1~6m程度のアマモなどが密生する所に多く生息している。

正式名称は「両棘赤蝦(もろとげあかえび)」。体側に紅色の縦縞が走るため「縞海老」と俗称で呼ばれることが多い。甘海老や牡丹海老と一緒に水揚げされるが、量は少ないため高級なすしネタだ。最も上品で甘みと香りのバランスの取れた海老と言われる。殻を剥くときっくりと浮き出る縞模様の身、鮮やかなワインレッド色の尾や黄褐色の卵のどれをとっても、高級感が漂う。

活けもあるが、獲れたてで身が透明なものより、少し乳白色が掛かったもの方がむしろ味がいい。

1950から1960年頃、甘海老は天婦羅の材料だった。そして縞海老は甘海老に混じって獲れる雑魚だったので、実は売り物ではなかった。この頃の常識では、小エビは加熱用にしか使えない物であった。ところがなんとしたことか、生食は美味しいという、新たな価値観が生まれ、いきなり出世街道を登りつめたわけです。後押ししたのが、流通の発達でした。

【シマエビの基本データ】
分類:十脚目タラバエビ科タラバエビ科
学名:Pandalopsis japonica Balss,1914
地方名:スジエビ、キジエビ、クリエビ、トリエビ
由来:体側に縦縞があるため、その名が付いた。

主産地

北海道 富山 石川

名産地

野付湾

春~夏