白身(SHIROMI)

ギンザケの握り寿司の画像
銀鮭の握り

銀鮭の握り

【握り寿司: 白身
天然のギンザケは、中部以北の日本海、カムチャッカからカリフォルニアにかけての北太平洋に分布する。北海道北部の河川でごくわずかに遡上する例もあるが、日本の河川への回帰はほとんどない。体色は背側が青緑色、腹側が銀白色で、背部に小さい黒点が点在する。体長は70cm以上になる。

アラスカやロシアなどから輸入される天然のギンザケは、主に回転寿司店などで利用されるが、その輸入量は少ない。一方、宮城県産の養殖ギンザケの中でも水揚げの際に活け締めなどといった鮮度保持のための処理を行った「みやぎサーモン」を使った握り寿司の販売を大手回転寿司チェーンが開始している。これはウクライナとロシアとの戦争に為替が弱い状況が重なり、ノルウェーやチリなどからギンザケが入ってこない現状を打開する策である。日本円が強い状況になれば、生産者は窮地に追い込まれる可能性がある。

【ギンザケの基本データ】
分類:サケ目サケ科サケ属
学名:Oncorhynchus kisutch (Walbaum,1792)
地方名:ギンマス/ケイジ(北海道)、チリギン、ギン、ボタンコ(秋田県男鹿)、アマメ(富山県)
由来:体色が光り輝く銀白色であることから、その名が付いた。
栄養成分:DHA890mg、EPA310㎎

秋~冬