【握り寿司: イカ・タコ】槍烏賊は、北海道南部以南、九州から東シナ海、黄海の沿岸・近海に分布する。100m以上の深い沖合で、小魚などを追いかけて群れを作り生息している。胴長は40cm以上になる。産卵期は2~6月で、産卵は海表面から水深60~70mぐらいの所で行われる。寿命は1年。
冬イカと呼ばれ、春の産卵期を目前に控えた冬がもっとおいしい。歯応えが固めのため、繊維に沿って隠し包丁を入れ、くせのない上品な甘みを楽しむネタだ。さっとボイルしてシャリを詰めた印籠詰めは江戸前寿司の古い仕事の一つだ。
【ヤリイカの漁法】
底曳網など
【ヤリイカの基本データ】
分類:ツツイカ目ヤリイカ科ヤリイカ属
学名:Heterololigo bleekeri (Keferstein,1866)
地方名:シャクハチ(長崎県)、テッポウ、ササイカ、サヤナガ(富山県)、サヤイカ、ツツイカ、ゴウイカ、ミズイカ、テナシ、ヤリンボ、ヤリケン、テナシテッポウ
由来:先が三角形に尖っており、その姿が槍の穂先に似ているから、その名が付いた。